口臭の原因が分からない?17の原因をチェック

口臭とは…

日本口臭学会では、口臭について「口臭は口腔(歯・舌)や咽頭から発生する不快なガス」と定義しています。

虫歯などがあれば、それが口臭の原因かもしれないと予想できますが、ストレスなどが口臭の原因になっている場合には、「原因が分からない」ために悩んでしまいますよね。

このように、口臭には、枕についたよだれのように明確にその原因が分かるモノと、分からないモノがあります。

関連記事:よだれの臭い(布団、マスク、キス)を消す方法!

口臭の原因物質

口臭の原因となる物質は、硫化物、アンモニア、短鎖脂肪酸、アミン類、インドール、スカトロールなどの揮発性有機化合物です。

これらの口臭ガスは、プラーク内の細菌によってアミノ酸から作られています。

生理的口臭と病的口臭

生理的口臭の意味を伝えるには、まず病的口臭から説明した方がよく伝わると思います。「病的口臭」の代表は歯周病です。そのほか、胃や腸など内臓が原因のもの、膿栓など耳鼻科疾患による口臭、糖尿病など病気の場合があります。

病的口臭以外の健康な人でも起きる口臭を、「生理的口臭」と呼びます。生理的口臭になる原因は、たいていが歯磨き不足や、義歯の汚れによる口腔の清掃不良によるものです。

また、生理的口臭には、ニオイの強い時間帯があるので知っておいたほうがいいでしょう。口臭は、朝起きた時・ストレス・緊張時・寝不足時・月経時に強くなるので、これらの時には注意と配慮が必要です。

口臭の原因が分かると適切に対処できる

当然ですが、口臭の予防や対策をおこなう時には、口臭原因が分かっていないといけません。「YAHOO!知恵袋」をみると、原因がよく分かっていないのに、いろんなサプリメントを摂取する人がいますが、むやみやたらに食べても口臭は消えることはありません。

口臭の原因が分からないケース

病的口臭や生理的口臭に当てはまらない「口臭の原因が分からない」患者さんがおられます。それが、心理的口臭(ストレス性)です。このケースでは、たとえ口臭外来を受診(口臭機器で測定)しても口臭の原因が分からず、適切な治療ができないかもしれません。
※神経科や精神科による治療を受けることもある。

口臭がしていても分かってもらえず、口臭外来でも治らないと、患者さんのストレスが増えます。口臭恐怖症になっている方がおられますが、その気持ちもよくわかります。

口臭の原因を調べる

歯科で検査

口臭の原因を調べるための最初のステップは、歯科で検査を受けることです。歯科に行くと、虫歯や歯周病などの「病的口臭」がよく見つかります。その場合は、口臭を治すことよりも治療を優先するようにしましょう。

口臭原因が歯科疾患でなかった場合には、それ以外の原因が考えられます。耳鼻科疾患による膿栓(臭い玉)や痰(膿汁)、そして、舌苔(舌に白い苔が付く)です。口臭の9割は、歯科疾患・喉・舌から発生しているので、歯科で診察を受けることでどれが関係しているか分かります。

フロス・歯間ブラシのニオイを嗅ぐ

デンタルフロスや歯間ブラシのニオイを嗅いだときに、臭く感じたら口臭がしています。歯糞のニオイがしていたら、歯磨き不足によって歯垢(プラーク)や歯石が口臭の原因になっているかもしれませんが、血や膿のニオイがしたら歯周病になっている可能性が高いです。

※歯周病になりやすいのは、親知らずとブリッジです。

口臭の原因

口腔乾燥

唾液の分泌量が減少すると唾が粘つき、口臭がひどくなります。口が乾く原因としては、薬の副作用・ストレス・疲労・水分摂取の不足・緑茶やコーヒーの多飲・舌と顎の筋肉低下・加齢・いびきや口呼吸があります。
また、一日に何度も歯磨きを行う人がいますが、口腔乾燥の原因となり口臭が強くなるので、歯磨きのし過ぎにならないように注意しましょう。

過剰な舌磨き・歯磨き

舌はデリケートな組織です。ところが、舌苔が気になり舌磨きをし過ぎたり、過剰に歯磨き粉を付けたことで合成界面活性剤が舌の細胞を傷つけます。この行為が口臭原因になっているケースが多いのでご注意ください。

舌苔対策はこちら

ストレス

ストレスは自律神経を乱し、唾液の分泌量を減少させます。また、舌苔の原因にもなるので、ストレスを軽減するなどの対策が大事。

飲食の習慣

ニンニクなど臭い食べ物をよく食べると、口臭がよくするようになります。また、乳製品やお菓子などが多い食習慣も口臭原因となるので控えるようにしましょう。ほかにも、お酒を飲んだ翌日は口臭がしますので、飲酒するときの対策としては水を飲むようにすると良いです。

コーヒー

水を飲むことによって口臭は軽減しますが、コーヒーを飲むと口臭が強くなります。原因ははっきりしていませんが、口腔乾燥や口腔内PHを低下させる可能性が考えられています。コーヒーを飲むときの対策は、側に水を入れたコップを置いて、こまめに水を摂取するようにすると良いです。

若者の口臭

子供の口臭で多いのは口呼吸によるものですが、中学生・高校生などの思春期には、緊張による口腔乾燥から口臭(舌苔)を起こしているケースが多いです。

妊娠

女性にとって妊娠・産後の時期には、つわりや育児などにより、体調不良と歯磨き不足になる傾向があり、妊娠性歯肉炎を起こしやすく、口臭値が高くなりやすいです。

喉の奥の白い塊

喉から下水臭がしているとか、喉に小魚の小骨が刺さっているような違和感を感じる場合には、臭い玉(膿栓)が原因かもしれません。

膿栓対策はこちらをご参考にしてください。

ダイエット

無理なダイエットを行うと、栄養障害から口腔カンジダ症になることがあります。カンジダは舌苔を作り口臭を発生させます。

内臓 肝臓

肝疾患の場合にはアミン臭が。腎疾患の場合はアンモニア臭がするのが特徴です。下痢や便秘が続いている場合も口臭原因になります。

差し歯・銀歯

差し歯(または銀歯)と歯茎の境目に段差があると、歯垢が貯まりやすくなり、歯周病の原因になります。歯ブラシの届きにくい隣接部は、臭くなりやすく、特に注意しないといけません。対処法は、狭い箇所はフロスや歯間ブラシを用いて清掃すること。

腫瘍

癌になると独特なニオイを発するといわれています。口臭の原因が分からない時は、歯科で検査を受けることをお勧めします。

スマホ

うつむきでスマホを長時間使用すると、口臭原因になります。スマホを使うと、唾液腺を圧迫するため唾液が減少してしまうため、舌苔もできやすくなり口臭の原因に。

蓄膿症

蓄膿症(副鼻腔炎)になると、副鼻腔に膿がたまり喉に鼻汁とともに落ちてきます。この膿が臭いために口臭になります。

病気が原因

糖尿病になるとアセトン臭を発しますが、糖尿病は歯周病にもなりやすいために口臭と深く関係します。他にも、魚臭症やシェーグレン症候群という病気になると口臭が出ますが、割合としてはかなり少ないです。

加齢・更年期障害

加齢や更年期は、口臭になる大きな原因です。その理由として考えられるのは、唾液量の不足と舌筋肉や唾液腺の老化です。

薬の副作用

安定剤や降圧剤など、薬の種類によっては副作用で唾液量が減る薬があります。対処としては、かかりつけ医師に「副作用の少ない漢方薬などに代えてもらうよう」ご相談されてはいかがでしょう。

コメントを残す