70歳を過ぎてから口が苦い!?口が苦くなると口臭がしているかも

口が粘つく高齢者

高齢者の「口が苦い」原因について

「口が苦い」と悩む高齢者が多いです。口の苦みを家族に訴えても高齢のせいにされて終わることがあります。そのような経験はありませんか?

高齢だからといって、口が苦いことをあきらめる必要はありません。現在の医学では、口が苦くなる味覚障害の原因は大体分かっているからです。

ほとんどが、唾液が少ないことから起きる口渇が味覚障害の原因ですが、まれにストレスが原因になっていることもあります。ストレスというと漠然としていますが、高齢者の場合に多いのは「入れ歯が合わない」とか「夜寝られない」ことだったりします。

その場合は、口渇を起こす原因に対する対処を行うことが大切です。このように口が苦い場合には、その原因を改善することで味覚障害を治すことができるようになります。

今回の記事は、高齢者の味覚障害の原因についてお伝えしますので、口が苦いとお困りでしたら、是非ご参考にしてください。

高齢になり口が苦くなった母

おばあちゃん

今思い出すと、亡くなった母親が70歳を超えた頃から「口が苦い。気持ち悪い。」とよく訴えていました。

当時私も知識がなく、「歳だからしかたないね。」と答えたものです。そう言うと。母親も納得したように、「やっぱり歳だから仕方ないね。」とあきらめていました。

その頃、若かった私には、何も食べてもいないのに「口が苦い」ということが理解できませんでした。

でも、母親はよほど気持ち悪かったのでしょう。朝起きると、時間をかけて口の中を指で擦って洗っていました。
というのは、大きな部分入れ歯を入れていたので、外すとほとんど歯がなく歯ブラシが使えない状態だったのです。

そして、口の中をきれいにすると、「歯磨きをしたらスッキリするから気持ちええな。」と。

でも、それも、少しの間だけだったのかもしれません。

→ 朝、口が気持ち悪いなら対策はコレ!口が苦い、乾く、臭い、ネバネバする

高齢者の口が苦くなる原因

若い人でも味覚障害で口が苦いと困っている人がいますが、高齢になると特に味覚障害の割合が多くなります。

唾液分泌量が低下し口腔乾燥が進行しますと、味物質が味を感じる細胞(味蕾)への到達が障害されるために味覚障害がおこる場合がありますし、口腔カンジダ症では、口内に何も食べ物がなくても苦味や渋味を常に感じる場合があります。また、舌痛症のなかには「味がしなくなった」、「美味しくない」といった味覚異常を訴える患者さんが少なからず認められます。

引用:北海道大学 大学院歯学研究院 高齢者歯科学教室

【口が苦くなる主な原因】

  1. 加齢により唾液が減る
  2. 降圧剤、抗うつ剤、睡眠薬などの副作用で唾液が減る
  3. 心配やうつ症状などストレスによって唾液が減る
  4. 舌苔(ぜったい)が出来、味覚障害がおき苦く感じる
  5. シェーグレン症候群

→ シェーグレン症候群って何?治療方法はあるの?

この他にも、口が苦くなる原因に逆流性食道炎や喫煙による場合もあります。

引用:鳥取県医師会

口が乾く

高齢者が口が苦くなる原因の多くは、唾液の減少によって口が乾くからです。口が乾くと味覚障害を起こしやすくなります。

【口が乾く原因】

  • 加齢(舌や顎の筋肉の衰え、唾液腺の老化、ストレスなど)
  • 水分摂取の不足(高齢者になると口の乾きを自覚しないことから水を飲まなくなる)
  • いびき
  • 飲酒
  • 糖尿病などの疾患
  • 舌苔(ぜったい)ができる

薬の副作用

薬を飲む女性

高齢者が味覚障害を起こす原因に薬があります。薬によっては、唾液の分泌が減少し口渇を起こすからです。

若い時は元気だった母も、加齢とともに血圧が高くなる、眠れなくなる、と高齢者特有の病気に。

そして、降圧剤や睡眠薬を飲むようになっていました。

じつは、これらの薬には唾液の分泌が減少する副作用があることが多いのです。

唾液が出なくなると、口が粘つく、口が苦い。

それだけではありません。

床に入ると、よくいびきをかいていたので、朝起きると、「えへん、えへん」と喉の調子も悪くなっていたようです。

咳をする老人

いびきをかくと、喉が乾燥し喉に細菌が増えます。

すると、扁桃(へんとう)から抗体である粘液が出て、口が粘つくのですが、これが苦い!

高齢になって口が苦いという場合には、ほとんどがこのことが原因となっています。
あなたも思い当たることがあるのではないでしょうか?

ストレス

高齢者の口の苦みの原因に、意外かもしれませんが精神的ストレスが影響していることがあります。母の場合は、「入れ歯が合わなく歯ぐきが痛い!」ことがストレスになっていたようです。

入れ歯による刺激や、異物感や嫌悪感などの心理的な原因によって味覚障害が起こることもあります。

引用:一般社団法人 日本訪問歯科協会

口臭がストレス

舌の診断

高齢者の場合には、口が粘ついたり口臭があることがストレスになっている人が多いです。ストレスがかかることで交感神経が活発になり、唾液の分泌が減少したりネバネバの唾液になるのです。

口が苦くなる原因で、一番多いのは唾液が減少すること。唾液が少なくなれば、歯周病になったり、舌苔(ぜったい)ができます。そのため、口臭も強くなります。

唾液が減ると、喉に細菌がふえます。すると、膿栓や膿汁(のうじゅう)が出て唾液に混じるため、口が苦く感じるのです。この膿栓と膿汁が口臭の原因になっていることも多いのでご注意ください。詳しくは『口臭の元!臭い玉(膿栓)ができる4つの原因と取り方』をご参考にしてください。

他にも、逆流性食道炎になると、消化不良の食べ物が喉に付着し口に入ってくることがあります。そのため口が苦く感じ口臭も発します。

このように、口が苦いときには口臭がしているかもしれません。詳しくは『口が苦いときの原因6つと対策』をご参考にしてください。

舌苔(ぜったい)

高齢者でなくても口渇を起こすと、舌苔ができやすくなります。舌苔が厚くなると、味を感じる味蕾などの機能が低下します。そのため、味覚障害を起こします。

また、舌苔ができると細菌が増えるため、歯周病にもなりやすく、更に口が苦く感じることにもなるかもしれません。

→ 舌が白い人は舌苔です。舌苔を取り除く7つの方法とは?

口の苦味をなくすための対策

加齢

  1. 舌を動かすなど、お口の体操を行なうことで唾液の分泌を促す
  2. かかりつけの医師に相談して薬を変えてもらう
  3. 趣味や軽い運動でストレスを軽減する
  4. 友達と会話するなど楽しく生活する
  5. 丁寧に口腔ケアを行なう
  6. 水をよく飲む
  7. 小まめにうがいを行なう
  8. 無糖のガムを口に入れておく

以上、いくつかを毎日の生活に取りいれられることをお勧めします。

そして、唾液も良く出ているのに「口が苦い」とご心配な場合には、内科を受診され、お医者さんにご相談される方が早いかもしれません。

口が苦いときには、毎日の口腔ケアが大切です。
口臭原因については⇒⇒『口臭がドブ臭でもアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・

お口と喉の口腔ケアには、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」がおススメです。

クリック

まとめ

高齢者に多い悩みの一つに、「口が苦い」があります。味覚障害の原因は人によって様々ですが、今回ご紹介したような原因が多いです。

「口が苦いのは高齢者だから」とあきらめるのではなく、前向きに対処することで口の苦みは改善できます。治らない場合は、味覚障害専門の病院でご相談されてはいかがでしょう。


著者:上林ミヤコ(歯科衛生士)
日本歯科学院専門学校 歯科衛生士学科卒業。一般歯科医院に勤務後、株式会社アイオーン上林歯研究所で主に口臭相談業務を担当。
→ 執筆者プロフィール

サイト運営責任者:上林登
株式会社アイオーン代表取締役、上林歯研究所所長、口臭予防歯磨き粉 美息美人の開発・製造販売
日本口臭学会会員、日本歯周病学会会員、日本口腔ケア学会会員
→ サイト運営情報

12,000人が実践する"口臭対策"ネット

  • このエントリをはてなブックマークに追加する