古い銀歯は口臭を発生します!臭くなる5つの原因と対策

古い銀歯を外すと臭い

銀歯を外すと臭いのは

古い銀歯を外したとき、臭いと感じたことはありませんか?

銀歯の中が臭くなっている時には、虫歯から神経が腐っていることがあります。この他にも、銀歯の不適合から歯周病になっていることもあります。

そのため、銀歯が古くなると口臭の原因になります。口臭を予防するためには、古くなった銀歯の対策が必要になります。

今回の記事は「古い銀歯が口臭を起こす原因とその対策」についてです。ぜひご参考にしてください。

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銀歯が臭い

銀歯を外した時の臭いを嗅いだことがあれば、ひどい臭いにショックを受けたのではないでしょうか。というのは、「それほど臭いをしているのだから口臭もひどいはず。」と想像しますよね。

これは、銀歯でなくても、被せやブリッジ、差し歯の場合でも同じように臭いです。

→ 差し歯が臭いのは口臭菌が取れてないから。重曹に期待しすぎてはいけない!

古い銀歯からの臭いの症状

古い銀歯からの臭いの症状
銀歯が古くなると、虫歯になりやすく、また食べ物カスなどもたまりやすくなります。そのため、腐敗臭や酸っぱい臭いを発生します。

銀歯の縁と歯ぐきの間に汚れがたまると、歯肉炎も起こしやすく歯周病独特の血生臭い口臭を発するようになります。

銀歯が臭くなる原因

古い銀歯からの臭い

見た目はきれいな銀歯ですが、この銀歯から口臭がしていることがあります。

銀歯を入れた時には、元の歯に良く適合しています。(日本の技工士さんの技術は世界的に高いです。)

ところが、いつまでもその状態は続きません。銀歯の縁が腐食し減ることもあるし、長い年月の間に銀歯と歯の境に虫歯ができ、プラークが付きやすくなっているかもしれません。

銀歯が古くなって合わなくなると、数年で2次カリエスになります。銀歯と歯の隙間から虫歯菌が入り込み、歯の内側が虫歯になります。

それが、これ!

詰め物の二次カリエスから口臭がする

上が銀歯を外した状態ですが、黒くなっている部分が虫歯です。

くさ~い。口臭がしていても不思議ではありません。この状態になると、銀歯の内部でばい菌が腐敗を起こすので、腐ったにおいや酸っぱいにおいがします。

外した銀歯を嗅いでみると、すごい臭いがします。細菌が巣食っているのですから、強い口臭がして当然です。

削っても、まだ黒い部分があります。かなり深い所まで虫歯が進行しています。このように内部が2次カリエスになると、いくら銀歯の表面だけ歯磨きをしても口臭がします。じゃあ。どうすれば?口臭について詳しくは『口臭がする人としない人の違いとは…症状・体質・生活習慣の違い』をご参考にしてください。

結論をあわてないでください。その前に、銀歯から口臭がする色んなケースについてご紹介します。

銀歯と元の歯が合っていない

適合していない差し歯に汚れがたまる

先ほどもご説明しましたが、銀歯と歯がきちんと適合していないと、その隙間からばい菌が感染します。ところが、銀歯が合っていないといっても、元から合っていない場合と、古くなって合わなくなるケースの2通りがあるのです。

銀歯と元の歯が合わなくなると、虫歯や歯周病になり口臭も強くなる。これは、銀歯だけではありません。
差し歯も同じ理由から口臭がしていることが多いのです。差し歯が古くなると、差し歯と歯根の間に隙間ができます。

その隙間に汚れがたまりプラークが付きます。プラークが付くと歯肉炎になり歯周ポケットができる。ポケットができれば、さらに汚れがたまり臭くなるのです。詳しくは『差し歯が口臭の原因かも?臭い対策はこうすれば良い!』をご参考にしてください。

銀歯の製作技術が低い

印象採得

どれだけ技工士さんの技術が高くても、型取りが悪い(印象精度が悪い)と元の歯にきちんと適合しません。

反対に型取りが良くても、技工の段階で歯型が削れるなど変形があれば、やはり患者さんの歯にうまく合わないことになります。

銀歯が古くなる

銀歯の劣化

銀歯(被せ物や詰め物)の材料は、保険か自費治療かで異なります。良い物であれば、金合金を使用しますが、保険の安い歯になると、銀合金を使います。

金は、どれだけ古くなっても腐食することはありません。しかし、銀合金は古くなれば腐食して黒くなります。この材料の差が後で銀歯が合わなくなる原因になります。

銀合金で作った被せ物や詰め物の縁の部分が腐食すると、被せている歯との間に隙間ができます。この隙間からばい菌が感染します。それだけではありません、銀歯が腐食した部分はざらつくのでプラークも付きやすくなるのです。だから、その部分が歯肉炎にもなりやすいのです。

ブリッジの一部が外れる

ブリッジの一部が外れる

食事の度に、ブリッジには強い圧がかかります。噛みあわせが合わなくなっていると、テコの作用で噛んだ歯の反対側の歯が浮きます。毎日食事をするので、この繰り返しでブリッジが古くなると、一部の歯が外れていることがあります。

しかし、ブリッジは一体化していますので、ブリッジの一部が歯(支台歯)から外れていても、取れないので分からないことが多いのです。そのため、外れている部分からばい菌が感染し2次カリエスにということも。

ブリッジの歯根が破折する

ブリッジの歯根が破折する

ブリッジを入れる患者さんの場合は、虫歯になりやすい体質。そのため、ブリッジを入れている反対側の歯も抜歯していたり、歯肉炎で噛みにくいこともしばしば。

そのような場合、噛みやすい側の歯だけを使うようになりがちです。片側だけで食事をするようになると、咬合負担も倍以上かかります。
その結果、ブリッジを入れている歯根にヒビ(又は破折)が入ることがあります。ヒビ割れからばい菌が感染すると虫歯や歯周炎になります。そのため、ブリッジを入れてから口臭が発生することが多いです。詳しくは『ブリッジが口臭を発生させる…原因と対策』をご参考にしてください。

副鼻腔炎になる

副鼻腔炎でつらい女性

歯の根管部分が虫歯菌に感染すると、歯根の先に膿の袋が出来る場合があります。上顎の奥歯は、副鼻腔と距離が近いためこの膿の袋からばい菌が感染し副鼻腔炎をなることも。

副鼻腔炎になると、膿臭い口臭がするのが特徴です。そして、鼻の両側(副鼻腔)を押さえたときに痛みを感じたら副鼻腔炎になっているかもしれません。その場合は、耳鼻科で診てもらうことをおすすめします。

銀歯が臭いときの対策

治療方法

銀歯から臭いがする男性

銀歯から口臭がする場合には原因がいくつかありますのでご紹介します。

  1. 銀歯と自分の歯が合っていない
  2. 銀歯の製作技術が悪くうまく適合していない
  3. 長期にわたり銀歯を入れたことで、歯との間にすき間ができた
  4. ブリッジの一部が外れた
  5. ブリッジの歯根にひび割れができた

などがありますが、どれも被せている歯と銀歯との間にすき間ができ、そこからばい菌が感染したことが原因で口臭が発生しています。そのため、歯磨きやマウスウォッシュなどで口臭がしないようにすることはできません。

それでも、できれば歯科治療をしないで口臭がしないようにしたいと思うかもしれませんね。でも、治療しないで放置すると、銀歯の内でばい菌が増えれば虫歯や歯周病が悪化するかもしれませんし、根本的な解決にはなりません。

ですから、銀歯から口臭がする場合には、歯科で治療しないといけません。その場合の治療はケースによって異なりますが、一般的には次のような治療になるのでご参考にしてください。

レントゲン検査で歯周病を指摘する医師

  1. レントゲン検査
  2. 全体の歯石除去をして状態を良くする
  3. 歯周病の検査(歯周ポケットの深さを測る)
  4. 銀歯を外す
  5. 虫歯の部分を削り治療
  6. 歯型の型取り
  7. 新しい銀歯を装着
  8. ケースによっては、歯周病の治療を行う

銀歯から口臭がしている場合は、口臭原因は、「虫歯」か「歯周病」のどちらかですので、これらの治療を受けることで口臭はしなくなります。

ところが、実際は、銀歯を作り変えても口臭がするケースが多いのです。それは、虫歯や歯周病だけが口臭原因ではないからです。
口臭原因については⇒⇒『口臭がドブ臭でもアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・

口臭対策

古い銀歯を外す

歯磨きで口臭対策する

臭いが出ている部分をていねいにブラッシングすることが大事です。歯間から臭いがする場合には、歯間ブラシやフロスを使うことも大切です。

しかし、銀歯から臭いが出ている場合には、虫歯や歯周病になっていることが多いので、どれだけていねいにブラッシングを行っても直ぐに口臭がするようになります。

うがいで口臭を予防する

口臭がある時には、唾液が臭くなっています。口臭物質が唾液に溶け込んでいることで口臭が起きます。

ですから、小まめにうがいで口内を洗浄すると良いです。

水を飲む

口臭を予防するためには水を飲むと良いです。水を飲むと、うがいと同じように口内を洗浄できます。

口内がきれいになると副交感神経が働き、唾液の分泌も良くなるので、小まめに水を飲むことをおすすめします。

銀歯を作り変える

口臭がしないようにするには、歯医者で銀歯を外してもらい、虫歯になっているところをきれいにし、新しい銀歯を作ってもらうしかありません。
銀歯から口臭がしていると思ったら、悩む前に歯医者へ行かれることをお勧めします。

歯科治療をする

口臭があるのに古い銀歯をそのままにしていると、銀歯の内部から虫歯が進行します。それどころか、歯根の先までばい菌が感染し膿の袋を作ります。根尖性歯周炎といって、治療がむずかしく長期間の治療を要することになるのでご注意ください。

痛くないからと放置していると、抜歯することになるかもしれませんのでご注意ください。また、虫歯を放置すると細菌が他にも感染して虫歯の歯を多くすることにもなります。

ですから、古くなった銀歯は早めに作り替えることをお勧めします。保険で出来ますし、歯医者さんによっては3~4回で新しい銀歯に作り替えてもらえる所もあります。

銀歯を良い状態に保つには

銀歯を作り替えると、見た目もきれいです。

それだけではなく、口臭の心配もなくなる。そして、噛み合わせも良くなります。噛み合わせが悪いと色んな不具合が出ます。

噛み合わせが悪いと起こる不具合

顎が痛い女性

  • 歯周病の悪化
  • 他の歯への負担がかかる
  • 顎関節症
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 顔が歪む
  • 自律神経失調症にも

銀歯を作り替えることでこれらが改善されます。

銀歯を長く維持するには

ワンタフトブラシで歯と歯茎の間を磨く

新しい銀歯を入れても、手入れが悪いと長持ちしません。手入れとは口腔ケアのことです。

実は、普通にブラッシングをしていても、銀歯は歯肉炎や虫歯になりやすいです。自然の歯のように清潔であることは難しいのです。一度歯磨きの手を抜いただけでもプラークが残り歯石となります。

このことが、二次カリエスの大きな原因です。

ですから、今までのブラッシング方法を変える必要があります。特に銀歯と歯との境は、段差があるのでより丁寧に磨かないといけません。
そのためにお勧めするのは、ワンタフトブラシで仕上げに銀歯と歯ぐきの間を磨く方法です。

ワンタフトブラシを使うと、歯ブラシでは磨けない汚れ(プラーク)が取れて白い泡となって出てくるので効果が目に見えて分かるはずです。

それと、できれば、ブラッシング効果を上げるためには歯磨き粉も「美息美人(びいきびじん)」に変えることをお勧めします。
虫歯予防だけではなく、口臭も予防出来るからです。

まとめ

歯石を取る歯科衛生士

虫歯治療を終え銀歯を被せたからといって安心している人が多いのですが、銀歯は古くなると合わなくなっていることが多いのです。銀歯が合わないと虫歯や歯周病になるので、口臭の原因になります。

また、ブリッジの場合は銀歯よりも合わなくなりやすい(ブリッジが外れているとか、歯根破折などもある)ので、注意が必要です。

対策とすれば、口臭を感じたらすぐに歯医者さんに行くのはもちろんなのですが、何も問題がなくても定期的に検診を受けることが大切です。

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