ちまたの口臭予防法はウソだらけ!?口臭の新常識とは

口臭が気になる女

口臭予防の効果について

口臭予防のために、いろんな努力をされていると思います。でも、その効果はいかがなものでしょう?

口臭を予防する方法といえば、歯科治療や歯磨きが一般的です。歯医者さんにキシリトールガムを勧められたことはありませんか?その後ずっと、ガムを噛んでいるなんて人も。その他にも、サプリやタブレットで口臭予防している人もいます。

それで口臭が予防できているのなら良いのですが。効果がないのなら、その情報は古い常識かもしれません。口腔ケアに関する医学は、日々進んでいます。

間違いを改善することで、良い結果(データ)につながっています。ところが、依然として古い口臭予防の常識に振り回されている人が多いので、ブログにまとめることにしました。

今回の記事は、口臭予防の嘘というタイトルで最新の情報をお伝えします。口臭予防で効果を出していただくためのご参考にしてください。

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※このブログの一部記事は、オーラルウェルネスクリニック院長・
ファストロ滋子医師により監修を受けております。
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口臭予防の新常識

いきなりですが、何故、口臭が発生すると思いますか?このことが理解できていないと、口臭予防しているつもりでも結果がついてこないと思います。

口臭は、嫌気性菌が粘膜からはがれ落ちた細胞や食べかすなどのたんぱく質を分解・発酵するときに生まれる臭い物質(揮発性硫黄化合物)が気化したものです。

口の中には、多種多様な細菌がバランスよく存在しているのですが、体調不良や病気になると口臭をつくる嫌気性菌が増殖します。口臭が強くなった時は健康状態が良くないと考えるといいです。

このようにして、口臭予防するときに口臭菌を無視することはできないのです。それだけではありません。口臭予防や対策で最も重要な結果を無視して古い常識に凝り固まってはいけないのです。

ところが、歯科医学や口臭学が進歩しているにもかかわらず、間違いだらけの口臭予防がまん延しているので、最新の常識をご紹介します。

  1. 口臭サプリでは臭いは消せない
  2. ミント・タブレットは臭いが混じり悪臭になることも
  3. 歯磨きしても治らない口臭がある
  4. 口臭原因になる歯磨き粉やマウススプレーがある
  5. 舌磨きは舌苔を慢性化させ口臭を悪化させる
  6. キシリトールガムを食べ過ぎると口臭リスクが高まる
  7. 唾液腺マッサージで唾液が出るのはその時だけ
  8. 食後の歯磨きよりも就寝前の歯磨きが重要
  9. 歯磨き剤に口臭予防効果はない(歯磨き剤は補助的なもの)

→ 口臭の原因がわからない!?よくある口臭原因と適切な対策方法

口臭サプリで口臭予防できる?

舌苔を取る方法…サプリメント

口臭の80%以上は口内細菌が原因です。口臭サプリの成分には殺菌剤が含まれていないので、口内からの口臭を消すことは不可能です。

関連記事

その口臭対策は効果ありますか?口臭の原因を無視しては効果はでません

口臭サプリの3つの効果

それでも口臭サプリで口臭に効果があったという人がいます。考えられることは、、、

  1. プラシーボ効果(薬の効果を信じることで免疫が高まったり、自律神経が整い唾液がよく出る)
  2. 胃腸の調子が整う(胃腸が原因の口臭に効果がある)
  3. 気持ちに変化(嗅覚は麻痺するため口臭の程度が分からない。安心することで治ったと信じる)

→ 「口臭サプリ」を信じたらダメ!正しい口臭対策はコレだ!

ミント・タブレットで口臭予防できる?

人に会う前や喫煙の後に、ミントやタブレットを口に入れる人がいます。「口臭というのはニオイだから、ニオイを消せば良い。」だから、ミントやタブレットで予防すればいいと思っているからではないでしょうか。

消臭剤

ミントやタブレットには臭いを消す成分は一切入っていません。これらには香料が含まれていて、それで臭いを消そうとします。でも、本当に香料で臭いを消せるでしょうか?

マスキング効果しかない

これらに含まれる香料は、マスキングといって「香料で臭いをごまかす」ために入っているのです。これって、トイレの消臭スプレーと同じ発想です。
用を足したあとに水を流し、ニオイの元であるう〇こを流した後に消臭スプレーを使うから効果が発揮できます。

でも、用を足し終えてもう○こをそのままにしていたら、消臭スプレーでニオイは消えないでしょう。当然のことですが、ニオイの元(う○こ)がある限り、ニオイを消すことは不可能に近くなります。

それどころか、う○こに消臭スプレーをかければ、臭いが混じってしまい余計に嫌なニオイになりますよね。口臭でも同じことがいえます。どぶ臭い口臭の人がガムを噛んでいる所を想像すると分かります。

ニオイの元を無視して口臭を消そうとしても無理があります。口臭を作っているのは細菌なので、口臭を改善するためには細菌が増えないようにしないといけないのです。

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歯磨きで口臭を予防するのがベスト?

えっ?歯磨きしたのに口臭が治らない

口臭を予防する方法で一番効果があるのは、「歯磨き」です。これは、誰もが認めるベストな方法です。

ところが、どれだけ歯磨きしても口臭が治らないケースが存在します。それは、膿栓・膿汁と舌苔からの口臭。

膿栓・膿汁には効果がない

膿栓は臭い玉と呼ばれるものです。膿汁は、膿栓になる前の粘液と痰が混じったもので、下水臭や腐敗臭が特徴の口臭を発します。

どちらも、喉(口蓋扁桃や舌奥)に存在するものなので、歯磨きをしても直接的な効果はありません。

→ 喉の奥がネバつくのは膿汁が原因だった!?膿汁を出なくする方法とは?

舌苔には効果がない

舌苔は、舌の上にできる白い苔のようなもので口臭原因になります。口臭があると舌苔(ぜったい)も出来ていることが多いです。

ですから、口臭を予防するためには舌苔を取り除く必要があるのですが、歯磨きだけでは舌苔はなくなりません。

→ 舌が白い人は舌苔です。舌苔を取り除く7つの方法とは?

歯磨き粉の添加物が舌苔の原因に

市販の歯磨き粉には、合成界面活性剤などの添加物が入っていますが、刺激性の添加物が舌に付着することで舌乳頭の角化が進みます。

これは、唾液量が少ない人ほど角化傾向にあり、舌苔もできやすくなります。唾液が少ない、舌苔が治らない場合には、無添加歯磨き粉に変えるといいかもしれません。

→ 舌の汚れが取れない原因は、えっ!歯磨き粉・マウスウォッシュ・舌磨きだったの?

食後の歯磨きで口臭を予防?

口臭予防のために食後歯磨きを行う人が多いのではないでしょうか。歯磨きのタイミングとしては、食前が良いとか食後が良いとかいろんな意見がありますが、食後の歯磨きには口臭予防効果は少ないです。

その理由は、食べかすがすぐに口臭原因になることはなく、食べかすが口臭原因の歯垢になるには平均8時間かかります。それに、食事をすると唾液が多量に出るため、歯磨きをしなくても口臭が予防されるからです。

就寝前の歯磨きがベスト

朝は口臭が気になる

口臭予防にベストなタイミングは就寝前の歯磨きです。

一日で口臭菌が最も増えるのは、寝ている時です。朝起きると唾液が粘つき口臭があるのは、そのためです。効率よく口臭予防するには、寝る前と起床時に歯磨きを行うことをおすすめします。

→ 夜歯磨きしないとどうなる?虫歯だけではなく、翌朝、口臭を招くのでご注意!

マウスウォッシュで口臭予防?

口臭予防として、マウスウォッシュやマウススプレーを使う人がいます。しかし、マウスウォッシュなどの洗口剤には、アルコール(エタノール)が含まれている製品が多いです。

アルコールには殺菌作用があるので洗口剤に使われているのですが、口腔を乾燥させるというデメリットもあります。そのため、後から舌苔ができたり口臭が出るなんてことも。

ノンアルコールタイプを使う

最近は、ノンアルコールタイプの洗口剤もあるので、購入の目安にされると良いと思います。

舌磨きで口臭が取れる?

舌磨きしてもベロは綺麗にならない

舌苔を取り除くための方法としては、「舌ブラシで舌を磨く」が一般的です。しかし、舌磨きで舌苔が取れるのは表面だけで、舌が白いのは治りません。

舌磨きは舌苔を慢性化させる

舌ブラシで舌を磨いても舌苔の表面が少し取れるだけで、きれいに取り除こうとゴシゴシ舌を磨くと舌乳頭が削れ傷つきます。

このことで、舌の角化が進み、舌が乾燥し口臭が発生します。舌磨きをしても舌苔と口臭が治らないために、舌磨きが習慣になる。そして、舌苔が慢性化している人が多いのです。

→ 舌磨きのしすぎで舌苔が慢性化!そんな時は舌をシャワー洗浄する方法がいいかも?

ガムを噛むと口臭予防になる?

ガムを噛むと唾液がよく出るので、口臭予防効果があります。これは、私も認めるところです。しかし、深く研究すると、そんな単純なことではないことが分かってきました。

それは、チューインガムには砂糖が入っているからです。この砂糖が口内を酸性化し細菌増殖の原因になるのです。だから、チューインガムはシュガーレスガムにするか、よく噛んで味のないガムをいつまでも噛むか、どちらかにしないといけない。

ここまでは、ご存知の方も多いかもしれませんね。ところが…

キシリトールガムが口臭原因になる

最近になり、シュガーレスガムの代表である「キシリトールガム」も口臭に良くないようなことが囁かれています。

キシリトールガムは、自然からできた人口甘味料です。食品添加物としても認可されており安全性は保障されています。ところが、成分のキシリトールは、ほとんどが「炭水化物」。

ご存知のように、炭水化物は消化吸収されると「糖」に変化します。糖を摂り過ぎると血糖値が高くなり、自立神経の乱れや免疫低下を引き起こします。そのことから、(間接的に)口臭につながるのです。

歯医者さんから「キシリトールガムが良い」と勧められても、食べ過ぎないようにしてくださいね。

→ 舌苔が取れないのは糖質の摂り過ぎ!?原因はほかにもあります。

唾液腺マッサージで口臭予防?

三大唾液腺

唾液腺マッサージというのは、唾液腺を刺激するために顔の表面(顎、耳の前部)を押したり、歯茎をマッサージする方法です。

唾液腺を刺激して唾液の分泌を促すことが目的ですが、唾液がよく出るようになると、口内環境がよくなり口臭も予防できます。ここまで聞くと、すごく良い方法です。

唾液腺を刺激しても口臭予防はできない

しかし、本当に口臭予防になると思いますか?

唾液量が減る原因の多くは、自律神経の乱れと薬の副作用によるものです。ですから、唾液腺マッサージをしても唾液が出るのは、その時だけです。

唾液が減少している原因である自立神経を整えたり、薬の種類を変えないことには、結局唾液が出なくなるからです。余談ですが、口腔ケアで口内環境が改善されると、自立神経が安定し唾液がよく出るようになります。

→ 舌が白くなるのはネバネバ唾液が原因!サラサラ唾液を出せば舌がキレイになる!

口臭予防歯磨きで口臭予防できる?

口臭予防歯磨き粉

歯周病が悪化して重度の歯槽膿漏になった人であれば、一度は歯周病予防歯磨きや口臭予防歯磨き粉を使われたことがあるのではないでしょうか。

何年も前に、私も妻も歯周病予防歯磨き粉(口臭に効く)を使ったことがありましたが、口臭にはまったく効果がなかったのを覚えています。

このように言うと語弊があるかもしれないので一言付け加えると、これらの歯磨き剤は、歯周病が進行しないための(予防)歯磨き粉です。歯が抜けそうになり出血や膿が出ているケースには、効き目はないのです。このことを知らないと、「裏切られた!」と思うことに。

適切な歯磨きで口臭予防できる

歯科衛生士のブラッシング指導

歯周病は完治しない病気です。だからといって放置すると、歯肉炎から歯周炎、歯槽骨の減退、歯の脱落と進行してしまいます。それに、歯周病をしっかりケアしないと、血や膿が出て口臭がひどくなります。

それでは、歯周病になるとあきらめないといけないのでしょうか?

そんなことはありません。歯科治療や定期検診を受けることも大切ですが、ブラッシングケアが重要なのです。歯周病になると先ず起こるのは、歯周ポケットができること。ポケットができると汚れがたまりやすくなり、膿や血が出るようになります。これが口臭になります。

だから、口臭を予防するためには、歯茎を引き締めてポケットを閉じないといけません。そのための方法が、ブラッシングケアです。歯をブラッシングするだけでなく、歯と歯ぐきの境目のポケットの内部まで磨く気持ちが必要です。

→ 正しい歯間ブラシを使った歯の隙間の磨き方とは?臭いと出血を抑えます
→ 差し歯が臭いのは口臭菌が取れてないから。重曹に期待しすぎてはいけない!

まとめ

巷にある口臭予防に関する情報は正しいものもありますが、間違ったものもあります。それらを鵜呑みにすると大変です。

口臭という問題は厄介です。すべての人に役に立つ口臭予防や対策というものがないからです。ですから、口臭を予防するために色んな歯磨き剤やサプリを用いても効果が見えない場合は、今回の内容をご参考にするといいと思います。


著者:上林ミヤコ(歯科衛生士)
日本歯科学院専門学校 歯科衛生士学科卒業。一般歯科医院に勤務後、株式会社アイオーン上林歯研究所で主に口臭相談業務を担当。
→ 執筆者プロフィール

サイト運営責任者:上林登
株式会社アイオーン代表取締役、上林歯研究所所長、口臭予防歯磨き粉 美息美人の開発・製造販売
日本口臭学会会員、日本歯周病学会会員、日本口腔ケア学会会員
→ サイト運営情報

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