口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。
「口臭がしていないだろうか?」と気になった時は、口臭チェッカーで測ると安心できます。その理由は、本人が気にするほど、実際には口臭がしていないことが多いからです。ですから、口臭が気になったら口臭チェッカーで測るると良いです。
口臭チェッカーの仕組みは、においセンサーが、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物を感知して測定するようになっていますので、息をチェッカーのセンサー部に吹きかけるだけですので簡単です。私も、臭いが気になった時には、「タニタ」の口臭チェッカーを使うようにしています。
市販の口臭チェッカーはタニタ以外にもたくさんあり、どれを選べばいいのか迷うと思います。しかし、私の感想では、タニタの口臭チェッカーで十分です。今回の記事は、その理由についてご説明していますのでご参考にしてくだされば幸いです。
この記事の目次
口臭チェッカーのおすすめはタニタ
口臭チェッカー(ブレスチェッカー)は各社から販売されているので、どれが良いのか迷うかもしれません。
しかし、口臭チェッカーの仕組みは「臭いセンサー」によって口臭の原因となるガス(揮発性硫黄化合物)の濃度を測るというものです。ですから、基本的にはどの口臭チェッカーも同じなのです。
口臭チェッカーの種類によって価格が違うのは?
それでは、何が違うことで価格に反映されているのでしょう?
価格が高い一番の理由は、タニタブランドです。口臭チェッカーと言えば「タニタ」というように商品への安心感があります。ちなみに低価格の「デジタル口臭チェッカー イラスト表示 5段階 コンパクト」は1,280円ですが、メーカーは不明です。(楽天市場のタニタ製口臭チェッカーは、2,850円から3,829円)
タニタの口臭チェッカーでも価格が違うのは商品のデザイン性です。新しい商品ほど価格は高く設定されています。
タニタ製口臭チェッカーの比較
私自身もタニタ社のブレスチェッカーを使用していますので、安心してご紹介できます。
タニタ社のブレスチェッカーの価格などについての比較をしてみたいと思います。調査は価格ドットコムで行いました。(2017,5,10現在)
タニタ ブレスチェッカー HC-212S 2,768円~
タニタ ブレスチェッカー HC-212M 2,035円~
タニタ ブレスチェッカー EB-100-GY 4,298円~
ブレスチェッカーはこの他にもいくつかありますが、これらが代表的なものです。他社製品でも1,900円程度~5,000円です。
口臭チェッカー(ブレスチェッカー)はガスセンサーで口臭を計測するようになっています。製品によって精度に差があると思いますが、簡易のセンサーですので、それほど気になるほどの差はないと思います。
口臭チェッカーは、「口臭がしているかどうか?」を調べるためのものですので、口臭外来に置いてあるような精度の良い器械で測る必要はありません。低価格でも、一応「口臭がしているかどうか?」程度の目安は分かるのでご安心ください。
価格以外で重要なのは、製品のデザインと大きさです。外出したときに使用するのであれば、小型で他人に分からない口臭チェッカーをおすすめします。お家で測るのであれば、大きな製品でも良いと思います。
一般的なタニタの口臭チェッカー(ブレスチェッカー)です。この他にも色んなタイプがありますが、このタイプがおすすめです。アマゾンで2,000円台で購入できます。
レベルは0から5まで5段階で、口臭値が分かるようになっています。低価格ですが、臭いセンサーによって口臭の3大ガスである、硫化水素、メチルメルカプタン、 ジメチルサルファイドを調べることができる優れものです。
だからといって、口臭外来などで使われている口臭計測機器のように精密なものではありませんが、「口臭がしてるかどうか」が分かるので十分だと思います。
口臭チェッカーはどこで売っているの?
タニタの口臭チェッカーは、アマゾンや楽天などの通販で購入できます。実際に見てから購入を決めたいのなら、ヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店に置いています。
意外なのは、口臭チェッカーはドラッグストアなどに置いていないことです。
タニタ製口臭チェッカーの使い方
- 口臭チェッカーについているスイッチを押すと、「ピピピ」と音がなり画面が5,4,3,2,1,0となります。
- oになったら、口を近づけ「はー」と5秒間息を吐きます。
- 画面に口臭値がでます。
やり方は、たったこれだけです。ですから、口臭がご心配な方にはぜひおすすめします。
口臭値が0から3までなら、それほどご心配はありません。口臭は一日24時間のうちに変化するからです。起床時がもっとも臭く、夕方の空腹時や仕事で緊張したり興奮したときにも口臭が強くなります。
だから、口臭値が少し高く出ても神経質になる必要はありません。でも、いつ測ってもレベル3以上の場合は、口臭対策が必要かもしれません。その場合には、口臭がどこからしているかも突き止めないといけません。詳しくは『口臭がドブ臭でもアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・』をご参考にしてください。
タニタブレスチェッカーの見方
タニタ社のブレスチェッカーの場合には、レベル0から5まであり、0が無臭レベルで、1,2というように口臭値が高くなっていきます。
ブレスチェッカーのセンサーが、口臭ガスVSC(硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド)を感知し、口臭レベルを測定するようになっています。
健康な人でも口臭がします。同じ日でも、状態によって0から3まで口臭値が変わるのが普通です。
でも、常に口臭値が3以上であれば問題かもしれません。
においを正確に測るためには
口臭チェッカーで測った後に、口臭値をみて「信頼できない」という方がおられますが、その場合の原因として考えられるのは、次のような場合です。
- 説明書どおりに使っていない。
- 口臭チェッカーの息を入れる口の部分が汚れている。
1,長期間、使っていなかったことでホコリが着いている。
2,何度も使うことで、唾液が着いている。
対策⇒口臭チェッカーを良く振り、その後ティッシュペーパーなどで拭き取る。 - 風が吹いている場所で使用。
- 口臭チェッカーとの距離が遠い。
- 空腹時など口臭が強くなる時間帯に使った。
他にも、間違った使用方法によって正確に測れていないことがありますので、こちらもご参考にしてください。