口臭の原因がわからない!?よくある口臭原因と適切な対策方法

口臭原因が分からない女性

「わたしの口、臭っているかもしれない?」、「お父さんの息、臭くてひどいなぁ。」でも、誰にも聞くことができなくて悩んでいませんか?

口臭について、日本口臭学会では「本人、もしくは第三者が不快と思うにおい」と定義されています。口臭は、子どもから大人まで男女区別なく誰にでも起きるものですが、口臭原因は人によって違います。

子どもの口臭原因で多いのは口呼吸ですが、成人に多いのはドライマウス(口腔乾燥)が原因の生理的口臭です。もちろん、虫歯や歯周病なども口臭原因になりますが、他にも、耳鼻咽喉科や胃腸科、内科などの疾患が原因で口臭を起こしている患者さんもいます。(病的口臭)

ひとことに口臭と言っても、症状も原因も異なります。そのため、正しく口臭をケアするためには原因に応じた対策が必要です。

今回の記事は、「口臭原因と対策」について、口腔ケアアンバサダーの上林がお伝えします。ご参考にしてくだされば幸いです。

口臭原因

口臭が気になる女性

口臭の主な原因は揮発性硫黄化合物(硫化水素やメチルメルカプタン)です。歯周病菌はメチルメルカプタンを産生するため、玉ねぎの腐ったような臭いの口臭を発生するので、口臭を改善するためには歯周病対策が重要といえます。

口臭の原因は人によって様々です。「口臭原因がわからない」と困っているかもしれませんが、口臭原因は大きく分類すると5つしかないのでご安心ください。

  1. 舌苔
  2. 歯周病
  3. 膿栓
  4. 病気
  5. 胃の不調

口臭を治すためには、あなたの口臭原因がこれら5つのどれなのかを突き止めることで可能になります。

舌苔(ぜったい)

舌苔から口臭がしている

「口臭がしている時は舌苔を疑え!」というくらい舌苔が口臭の原因になっています。日本歯科医師会のHPでも「舌苔」が口臭を発生する原因の6割を占めていると発表されています。引用:テーマパーク8020

舌の上には、細胞のはがれ落ちた汚れがたまりますが、それを細菌が分解し腐敗臭が発生します。

スポンジ状の舌苔には臭いが浸み込んでいて、乾燥するとガス化し口臭となります。ですから、口臭をしないようにするためには、舌苔を取り除かないといけません。

舌磨きは絶対するな

ところが、舌苔はやっかいで、単純に舌磨きで取れるというものではありません。実際、舌磨きを習慣にしている人の多くが、舌苔が悪化したり慢性化し困っています。

→ 舌磨きは絶対にしてはいけない!なぜなら口臭をひどくする原因だからです。どうしたらいいかというと・・・

→ 舌が白い人は舌苔です。舌苔を取り除く7つの方法とは?

歯周病

歯茎が臭い

歯科で口臭を相談すると、ほとんどの歯医者さんは「歯周病」を疑います。それほど、歯周病は口臭の原因になります。

(口臭原因について)口腔で一番考えられるのは歯周病です。過去の研究で歯周病と口臭の間には高い相関性があることが知られています。
引用:日本臨床歯周病学会 口臭原因は?

歯周病になると口臭が出るのは、どうしてだと思いますか?

歯周病の口臭

歯周病の代表的な症状は歯茎が腫れること。これは歯周病菌が発生するガス(硫黄化合物)によって、歯肉に炎症が起きるからです。歯肉炎になると、歯茎が腫れ歯と歯ぐきの間の溝にポケットが出来ます。

これが歯周ポケットです。歯周ポケットが出来ると、ポケット内に、歯周病菌、膿、汚れがたまり腐敗ガスを発生します。これが歯周病による口臭で、血臭いまたは生臭いニオイをしているのが特徴です。

でも、歯周病になる元々の原因は何だと思いますか?

それは、口内の清掃不足です。

寝る前に歯磨きを忘れたから朝口の中が気持ち悪い

⇒⇒ 歯間ブラシが臭い!その原因と取り方について現役の歯科医が教えます。

歯周病の症状

歯周病を治す薬がない

口臭原因で多いのは歯周病です。口臭がある人に「歯周病ではありませんか?」と質問すると、ほとんどの人が「いいえ、歯周病ではありません。」とか、「歯科で治療をしました。」と答えられます。

ほとんどの人は、歯周病といえば、歯ぐきが下がって歯が長く見え、出血があるようないわゆる歯槽膿漏(しそうのうろう)をイメージされているからです。

歯茎が下がり歯が伸びた

歯茎下がりについては「歯ぐきが下がり歯が伸びた!痩せた歯ぐきを元に戻す方法」をご参考にしてください。

ところが、歯周病というのは、歯肉炎と歯周炎を指して言います。歯周ポケットが浅い軽度の歯肉炎から、歯を支えている歯根膜に炎症を起こし骨まで吸収される重度の歯周病まで、歯周病の症状は様々です。

だから、軽度の歯肉炎程度であれば何も差支えないため、自覚がないのかもしれません。だから、問題なのかも。

膿が臭い

歯周ポケットの深さは、健康な歯ぐきの人であれば1ミリ~2ミリ。ところが、歯肉に炎症を起こしている歯周ポケットは3ミリ以上になっています。これは、どういう事かというと、歯肉に炎症が起きると膿が出て、その膿が歯周ポケットの中にたまる。この膿が臭い!

歯周ポケットの臭い液

「でも、歯磨きをすれば、きれいになるのでは?」

そのように思うかもしれませんが、歯ブラシで狭い歯周ポケットの中まで完璧に磨くことは不可能なのです。嘘だと思ったら、歯科で歯石除去をしてもらうと分かります。あれほど丁寧に歯磨きをしているのに、いつでも歯石が着いているからです。歯石は歯磨きできれいに落とせなかったプラークが固まったものです。

歯間ブラシを使うと血が出る

ですから、歯周病でないと思っていても、歯周ポケットの内にたまった膿が臭っている場合があるということをご理解ください。歯間ブラシを使った時に、血生臭いにおいがしていたら『歯間ブラシが臭い!その原因と取り方について現役の歯科医が教えます。』をご参考にしてください。

におい玉(膿栓)

扁桃腺にできた膿栓

膿栓は臭い玉とも呼ばれるほど、口臭の代表的な原因のように思われているかもしれませんが、実は、膿栓(または膿汁)による口臭原因は5%しかありません。

膿栓のほとんどが、口蓋扁桃(こうがいへんとう)に出来ます。

(口蓋扁桃から)、粘液のような免疫物質を常に出して感染防御を行っています。そしてその結果として、白色から茶褐色のネバネバとした免疫副産物ができて痰(場所・形態により膿栓と呼ばれたりする。)のように絡みます。これ自体をもし取り出せば悪臭がします。
引用:ほんだ歯科 口臭バイブル

膿栓は当初できた時は、痰のような粘液です。白血球などの死がいと細菌が混じり膿(うみ)になっているので、膿汁(のうじゅう)と呼ばれることもあります。

膿汁で喉の奥がネバネバする

膿汁が固まると、乳白色で柔らかくグミのような硬さの膿栓になりますが、大量に膿栓が出来ない限り口臭原因になることはありません。

膿汁(粘液)が喉に付着すると、どぶ臭のような口臭を発生する原因になるため、口臭対策をするのなら、膿汁ができないようにすることが大切です。

⇒⇒ 臭い玉が喉にできる人とできない人の特徴とは?その違いについて教えます

胃腸

胃が痛い女性

口臭は胃の調子に大きく影響されます。その理由は、胃が悪くなると舌苔がよくできるからです。

また、胃の調子が悪くなる時というのは、精神的ストレスがかかっているのではないでしょうか。ストレスが大きくなると、自律神経が乱れ唾液の分泌が減少するため、舌苔ができやすくなります。

ですから、胃の調子が悪いときには口臭が強くなるのですね。

この他にも、暴飲暴食やストレスによって消化不良で腸にガスがたまると、そのガスが肺に流れ呼気となって口臭が出ることもあります。

胃腸からの口臭が気になる場合は「胃腸が弱ると舌が白くなる!口臭がする!対策はこれ!」をご参考にしてください。

病気(耳鼻科、内科、がん)

蓄膿症で鼻が臭い

口臭は病気のサインですので、身体に異常があると口臭として現れることがあります。風邪をひくと熱臭い口臭が出るのは、免疫低下によって舌苔ができることが影響するからです。

病気によって口臭を発生するケースをご紹介します。

喉・鼻の病気

多いのは耳鼻科疾患による口臭です。蓄膿症やアレルギー性鼻炎の場合は要注意です。

蓄膿症、咽頭炎、扁桃炎など耳鼻科疾患 → 詳しくは「鼻の中が臭い!原因不明の場合は蓄膿症に注意、「3割の裏にある後鼻漏」

口腔癌

舌がんなどの口腔がん、咽頭がん、食道がん → 詳しくは「舌がん?それとも口内炎?見分ける方法と注意点とは?

逆流性食道炎

逆流性食道炎 → 詳しくは「胸焼け・呑酸を感じたら口臭がするかも?逆流性食道炎による口臭対策

糖尿病

糖尿病→ 詳しくは「糖尿病から歯周病になる!?歯ぐきの腫れ、出血、口臭は要注意

ストレス

他に、ストレスも口臭原因になります。口臭で困ると、それ自体がストレスとなるかもしれません。そして、ストレスによって口臭が悪化するケースもよくあるので、口臭を予防するためにはストレスをためないことが重要です。

自臭症

口臭があるような気がする患者

口臭がしているかどうかは自分では分からないので、「周囲の人の迷惑になっているかもしれない。」と不安になっていませんか?このように考えることは悪いことではありませんが、過剰に不安を抱えると自臭症になることがあるのでご注意ください。

私も口臭がしていた時には、他人が咳をしたりくしゃみをしただけで気になったものです。咳・くしゃみと口臭とは関係性がなくても、一度でも「口が臭い」と言われたことがあれば、そのことがトラウマになるのかもしれません。

精神的ストレスを感じる

ですから、他人が小声で話をしているものなら、「きっと私の口臭がひどいと言っている。」と思っても不思議ではありませんよね。

そんなふうにマイナス思考になると、人と会話する時にも相手の口臭を感じても、自分の口臭のように思ったり。相手の人が鼻を触ったときには、もう大変。「口臭がひどいからだ!」と。

もし、あなたが今このような経験をしているのでしたら、考え方を変える必要があるかもしれません。でも、口臭が少しでもある場合には、不安が残ってしまいます。そのようにならないためには、完全な無臭を目指すべきです。

⇒⇒ 人が鼻を触るのは口臭がしているからだけではない!自臭症の原因と克服法

口臭要因

口臭が起きるのは、一つのことだけが原因になっているわけではありません。口臭がするほとんどのケースで、2つ以上のことが重なっています。

口臭原因

たとえば、膿栓・膿汁ができると困っている患者さんの場合は舌苔ができていることが多いし、歯周病の患者さんは舌苔ができていることが多いのです。

他にも、糖尿病患者さんは歯周病になりやすく、歯周病の人が糖尿病になりやすいというように、糖尿病と歯周病は密接に関係しています。

生活習慣

しかし、このように口臭が起きるのは、生活習慣が大きく影響しているからです。

歯磨きができていない

  1. 歯磨き
  2. 食生活
  3. 仕事や家事による疲労
  4. ストレス

ほとんどの口臭は口内の不衛生に原因があります。唾液量や歯並びなど個人差があるかもしれませんが、その場合でも丁寧に歯磨きを行うことで、口内をきれいに保つことができます。

食事はよく噛む

食習慣も口臭に影響します。お菓子、ジュース、コンビニ食などが中心になると、口の中に汚れがたまり口臭原因になります。常に繊維の多い野菜を食べると、汚れを落とし口内をきれいにできます。

ストレスと体調不良が舌苔の原因なのね

仕事や家事で常に身体が疲れていると、免疫が低下するため舌苔もできやすくなり口臭がするようになります。

口臭を悪化させる食べ物

にんにくを食べると口臭がしますが、ほとんどの口臭は食べ物が直接原因になるわけではありません。

食べ物が原因で口臭が起きるものには、ニンニク等があります。ニンニクは食べ物自体の臭いが強いから息も臭くなります。しかし、食べ物自体が臭くなくても口臭原因になるモノがあります。

この記事で口臭の原因についてお伝えしていますが、口臭が発生する多くの原因は舌苔によるものです。舌苔を悪化させる食べ物が、牛乳などの乳製品だということをご存知でしょうか。

牛乳を飲むと口臭が強くなる

舌苔は細菌が集まってできたものですので、牛乳などの動物性たんぱく質がエサとなります。細菌がタンパク質を分解する時に腐敗臭を発生します。舌苔があるときに牛乳を飲むと、臭いが残るので気をつけてください。

飴が甘い

他にも、砂糖が口臭を悪化させる原因になります。その理由は、砂糖を食べると口内が酸性に傾くからです。口臭菌はアルカリに弱く、酸性の環境では活発になります。そのため、お菓子やケーキ、ジュースなど糖分が多い食生活をすると、口臭が出やすくなります。

⇒⇒ 口臭を加速する食べ物、口臭を防ぐ食べ物まとめ

口臭対策(歯科・口臭専門外来)

検査

口臭の要因が何なのか、どのようなケアが必要なのかを探るために、歯科医院や口臭専門外来では、問診や口臭チェックなどの検査をします。

  • 問診
  • 機器による口臭チェック
  • 官能検査(息を嗅ぐ検査)
  • 唾液検査
  • 細菌検査
  • 通常の口の中の検査

治療

歯科医院では次のようにして口臭の改善を図ります。

  • 歯科治療(歯周病、虫歯)
  • 歯科衛生士による、歯・口と舌の清掃
  • ブラッシング指導(歯磨きの仕方)
  • 舌清掃の指導(舌ブラシの使い方)
  • 口と舌の体操の指導(唾液腺マッサージ、唾液を減らす要因ストレスについて伝える)
  • 適切な診療科への紹介(耳鼻咽喉科、神経科など)

自宅で口臭ケアと予防

うがいでスッキリする女性

これらを行うだけで、かなりの改善効果があるかもしれません。しかし、もっと効果を期待したいのでしたら、これらに加えて、Amazon口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」を使われてはいかがでしょう。

口の中をキレイに保つ

アルカリイオンで歯周病菌を退治する
歯周病菌をアルカリで退治する

アルカリイオンで舌苔を分解する
アルカリイオンで舌苔を溶かす

アルカリイオンが膿栓を取りやすくする

膿栓が溶かされる

アルカリイオン水は、口臭原因となる喉(のど)、舌、歯周ポケットに容易に入り、細菌や汚れを容易に除去できます。

口臭がひどい場合は⇒⇒ 口臭がドブ臭でもアルカリイオン水うがいで取れるのか?実際にやってみた結果・・・

これまでの内容で、口臭が治らなかった時の対策が分かったかもしれません。しかし、口臭はじつに厄介です。というのも、口臭が発生する原因は食べかすが付いているからではないのです。

このように言うと語弊がありますが、食べかすが残った程度ではひどい口臭にはならないからです。歯磨きをしないで食べかすを放置すると細菌のかたまりであるプラーク(歯垢)が歯に付きます。

この歯垢が歯周病や舌苔の原因になり口臭を発生することに。もうお分かりだと思いますが、口臭をしないように予防するためには、口内を清潔に保つことが一番重要なのです。

唾液の代わりにアルカリイオン水で殺菌洗浄する

口内をきれいに維持するために重要なのは、歯磨きだけでは不十分です。時間がたてば、歯磨きで減少した細菌が増殖するからです。これが、口臭が治らない大きな理由です。歯科治療などで一度きれいになった口内環境を維持し、口臭を予防するためには次のことを行ってほしいです。

歯科衛生士のブラッシング指導

  1. 時間をかけてていねいに歯磨きを行う。
  2. 朝と就寝前の歯磨き・うがいを習慣にする。
  3. 小まめにうがいを行う。
  4. 小まめに水を飲む。

口臭予防には、チューインガムを噛むと唾液の分泌が増えるので効果的ですが、食事メニューに繊維が多い生野菜を使うと口内洗浄が期待できます。

また、舌苔が厚い時には、パイナップルやキウイフルーツを食べると、タンパク質を溶かしてくれるので、口臭予防になります。

まとめ

ご自分の「口臭の原因がわからない」と困っている人が多いです。その一つは、いろんな努力をしたけれど、口臭が治らなかったからではないでしょうか。

→ 口臭の悩みを解消するには…歯科治療だけでは無理!? 

そしてもう一つは、同じようなものを食べ同じような生活をしていても口臭がある人とない人があるからです。このように、口臭原因は個人差があり原因も様々です。

だから、口臭の原因がわからないのは仕方なかったかもしれません。

しかし、その場合でも、今回ご紹介した方法を実践されることで、口臭は改善できるようになります。歯磨きとうがいに、美息美人(びいきびじん)を使うとより口臭が予防できるようになります。是非お試しください。

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