扁桃腺は膿栓の溜まり場だった!?膿栓が溜まる理由と対処法とは?

慢性扁桃腺炎になると臭い玉(膿栓)が出来やすくなります
扁桃腺炎というと、子供がかかる病気のように思われがちですが、大人でもかかる病気です。

また、扁桃腺炎にかかる人は何度でもなり、習慣性になることがあります。慢性扁桃腺炎になると、臭い玉(膿栓)が良くできるので口臭の原因になります。臭い玉(膿栓のうせん)についてご存知ない方は、こちらの記事『臭い玉(膿栓)はどんな風にできるのか?写真を使って説明します』をご参考にしてください。

膿栓や口臭をなくすには、慢性扁桃腺炎を治すことが大事です。今回の記事は、慢性扁桃炎と膿栓の予防についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。

扁桃腺炎の症状

扁桃腺炎の症状は、風邪などで喉(扁桃)が赤く腫れ痛みがでるのが特徴です。喉が腫れると食べ物も飲み込めにくくなるかもしれません。そして、急性扁桃腺炎の場合には発熱があります。

ひどい場合には、次の写真のように喉に白い膿が付いていることも。

よく、「咳や痰が出る」から扁桃腺炎ではないだろうか?と心配される方がおられますが、咳や痰が出る場合は、風邪をひいたことで、急性喉頭炎や急性気管支炎を起こしている場合が多いです。

喉が痛くなくても咳や痰が続く場合は、耳鼻科で診てもらうことをおすすめします。

1~2週間程度の一時的なせきを起こす代表的な病気はかぜですが、とくに急性喉頭炎や急性気管支炎を起こした場合にはせきが出やすくなります。長い期間にわたってせきが続く場合には、胃食道逆流症や、喉頭アレルギー、血圧の薬の副作用、せき喘息、慢性気管支炎、肺結核、肺がんなどさまざまな病気の可能性があります。痰は、呼吸器の粘膜を保つために分泌されている液体が、かぜや気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、喉頭炎などによって増えてしまい、のどから塊になって出されるものです。

引用:日本耳鼻咽喉科学会 口のどの症状

慢性扁桃腺炎の症状

扁桃腺は、免疫力の弱い子供には必要なものですが、大人になるに従い不要になり小さくなっていきます。

この扁桃腺に細菌やウイルスが感染し炎症を起こすことを扁桃腺炎と言います。だから、免疫の弱い子供のころによく扁桃腺炎になります。そして、扁桃腺炎になると、扁桃腺が赤く腫れたり、周囲に白い膿がつきます。

扁桃腺炎になって初期の症状としては、喉がイガイガするのが特徴です。詳しくは、『痰が絡むのは膿栓が原因かもしれない。膿栓を正しく取る5つの方法とは?』をご参考にしてください。

1年の間に4回以上、扁桃腺炎になると耳鼻科のお医者さんは切除手術をすめるようです。これ以上、何度も反復的に扁桃腺炎が起きることを慢性扁桃腺炎(習慣性扁桃腺炎や反復扁桃腺炎)といいます。

慢性扁桃腺炎になると、常に喉がイガイガしたり違和感を生じます。扁桃腺炎は習慣になるので、早めに耳鼻科で治療を受けられるほうが良いです。

扁桃腺炎になる原因

ところが、大人になっても扁桃腺炎になることがあります。風邪やインフルエンザなどの菌やウイルスが扁桃に感染することで扁桃腺炎を起こすのですが、元はと言えば、次のことが間接的な原因となることが多いのです。

  1. ドライマウスで喉が乾燥している
  2. 免疫力の低下
    疲労やストレス、病気などにより免疫力が低下したときに感染しやすい
  3. 急激な気温の変化
    体がついていけない
  4. 喫煙
    タバコの煙が扁桃腺の刺激となる
  5. アレルギー
  6. 蓄膿症
  7. 性感染

扁桃腺が腫れたときの治し方

扁桃腺炎にかかると喉が腫れ唾液を飲み込むことも辛くなる。また、高熱から寒気や関節痛も起こしやすくなります。

ところが、扁桃腺炎になる人の半数は、1年に何度も繰り返して感染するようです。ですから、予防も大切ですが、扁桃腺炎になったときにの治し方も知っておくといいかもしれませんね。

【扁桃腺炎の治療】

  1. 診察を受ける
  2. ペニシリン系抗生物質の内服
  3. 喉の消毒
  4. 鎮痛解熱剤の内服

これらが、扁桃腺炎になったときの基本治療です。

引用:梅華会グループ 扁桃腺炎

早目に治療を受け、十分に休養をとり安静にすることで、ほとんどの扁桃腺炎は2~3日で治るのが普通です。しかし、扁桃腺炎を1年に何度も繰り返す慢性扁桃腺炎の人の場合には、手術が必要になることもあります。扁桃腺炎の手術について詳しくは、『扁桃腺の手術をすれば膿栓が出なくなるのは本当か?専門医に聞いてわかったこととは?』をご参考にしてください。

ところが、抗生物質が効く扁桃腺炎と効かない扁桃腺炎があるので注意が必要です。ばい菌による扁桃腺炎には抗生物質が良く効きますが、ウイルスの場合には抗生物質が効かないようです。

病気によって、くすりが効果的であったりまったく効果が無いばあいがあります。たとえば、扁桃腺が赤くはれた場合、「扁桃腺炎ですね」と診断されたとします。この場合、扁桃腺炎を起こす病原体がその予後を決定します。たとえば、ばい菌(細菌)による扁桃腺であれば、抗生物質が効果的であり、抗生物質をのめば大体2日以内に熱は下がるでしょう。しかし、ウイルスによる扁桃腺炎であれば、抗生物質の効果はなく、熱は4-7日ほど続く場合(もちろん2-3日で熱が下がるばあいもあります)もあり、抗生物質には関係なく、ウイルスの寿命により熱が下がる期間が決定されます。ようするに、病気の原因がウイルスか、細菌かによってくすりが効果的であるか否か決まってくるのです。

引用:きのした小児科クリニック

扁桃腺炎に効く市販薬

薬を飲む女性

扁桃腺炎になった場合は、耳鼻科を受診されることをおすすめしますが、扁桃腺炎になりかけの場合は、市販薬でも効くかもしれません。

  • 小林製薬「のどぬーるガラゴック内服薬」:ガラガラうがいをしてごっくんと飲む薬。扁桃周囲炎の患部に直接効く、そして、体の中から効くタイプです。
  • 小林製薬「のどぬーるスプレー」:のどの痛み腫れ用のスプレータイプです。
  • 小林製薬「ハレナース内服薬」:扁桃腺の腫れと痛み用。水なしで飲める顆粒タイプです。
  • 第一三共ヘルスケア「ペラックT錠」(内服薬):のどの腫れ、痛み、口内炎に使用。トラネキサム酸配合です。
  • 明治製菓「イソジンうがい薬」(うがい薬):のどの殺菌消毒、口臭除去に使用。細菌、真菌からウイルスまで殺菌消毒する。
  • 「葛根湯」(内服薬):かぜのひき始め、頭痛、肩こり、筋肉痛に使用。
  • 「小柴胡湯(しょうさいことう)」(内服薬):かぜをこじらせてしまった風邪の後期のときに使用する。

扁桃腺炎の時に処方される抗生物質

風邪などで扁桃腺炎になったなど初期症状のときには、先ほどのような市販薬でも対応できるかもしれません。しかし、喉が腫れたり扁桃腺炎が慢性化している場合には、耳鼻科で治療を受けないといけません。

ケースによっては、手術が必要になることがあるかもしれません。扁桃腺の手術について詳しくは、『扁桃腺の手術をするだけで膿栓(のうせん)の心配なんて笑い飛ばせます?』をご参考にしてください。

しかし、細菌が原因の扁桃腺炎の場合は、抗生物質の薬が処方されるようです。

  • ペニシリン系抗生物質:溶連菌による感染症の場合に最も多く使用されます。代表的な薬には、アモキシシリンがあります。
  • セフェム系抗生物質:ペニシリンよりも強い効果がある薬です。代表的な薬としては、フロモックスがありますが、高齢者など免疫が低い人の場合は、副作用が起きることも。
  • マクロライド系抗生物質:ペニシリン系抗生物質でアレルギー反応を起こす場合に用いられることが多い。

しかし、これら抗生物質薬では、ウイルス感染症には効き目がありません。その場合は、症状を抑えるための対処療法を施します。

扁桃腺炎になると膿栓ができる

臭い玉(膿栓)は、万病の元!

えっへん!と咳をしたときに、米粒のような白い(薄黄色)かたまりが飛び出てきたことはありませんか?

におい玉は、そのまま嗅いでも臭いものですが、つぶすと、とんでもなく臭いです。

だから、喉から強い口臭がある場合は、膿栓(臭い玉)ができているかもしれません。

どうして、そんなものが出来るのでしょうか?

それは、身体の防御反応だからです。

口から侵入してきた細菌と戦うために、喉の扁桃から免役細胞が分泌されるのですが、その戦いで死んだ細菌や免疫細胞が、におい玉(膿栓)です。

喉には、免疫細胞がでる穴(陰窩)がいくつもあり、におい玉(膿栓)は、そこにたまります。

ふつうは、食事や唾液によって、胃に洗い流されるのですが、唾液が少ないとか、鼻炎などで細菌が増えると、免役細胞も多量に出て、死骸のにおい玉(膿栓)が、沢山出来ることになります。

じつは、この状態は炎症を起こしているのであまり良くなく、いわゆる扁桃腺炎になっている状態です。

喉がイガイガしたり、におい玉(膿栓)が1か月に何度も出るようであれば、慢性扁桃炎かもしれません。

慢性扁桃炎をほっておくと、大変なことになります!

慢性扁桃炎というのは、扁桃の免疫細胞が細菌と戦っている状態ですから、それをほっておくと、次のような病気を引き起こす可能性が高くなります。

慢性扁桃炎をほっておくと起きる疾患
1、腎臓病
2、心臓病
3、肌荒れ
4、肩こり
5、関節炎
6、大腸炎
7、失明
8、全身の疾患

におい玉(膿栓)が慢性的に出来ると、このような病気になるかもしれないので注意が必要です。

慢性扁桃腺炎の予防方法

扁桃腺炎は、風邪が引き金になることが多いのですが、その他、ストレスや免疫低下が原因になります。扁桃腺炎が慢性化している人の場合には、風邪をひきやすい体質であることが問題です。風邪にかからないようにするためには、風邪の予防はもちろんですが、ストレスに強くなり、免疫力を高めることが重要です。

風邪の予防

風邪やインフルエンザを予防する一番の方法は、外出から帰ったら手洗いとうがいを行うこと。体に付いた菌やウイルスを洗い流すことが大切です。電車など人込みの中に行くことが分かっている時には、風邪予防にマスクを着けることも有効です。

他に、加湿器を使用し部屋の乾燥を防ぐことも良いことです。

免疫力を高める

扁桃腺炎にならない体にするには、免疫力を高めることが重要です。免疫力が低くくなると、菌やウイルスに感染しやすくなるからです。では、病気にならない人は、どのようにして免疫力を高めているのでしょう。それは、規則正しい生活習慣です。

  1. 良く寝る
  2. 適度な運動をする
  3. 腸を健康にする
  4. 水を飲む
  5. 栄養バランスの良い食事をとる

引用:口臭発生は免疫力が落ちたから!免疫って何?免疫力を高める方法はこれ?

水を飲むことは、免疫力を高める効果がありますが、それだけではありません。風邪にかかりやすい人の場合には、喉が乾燥しがち。だから、喉にばい菌が増える。ところが、水を飲むことでばい菌やウイルスを洗い流す効果もあるのです。

厚生労働省のHPにも、水を飲むことをすすめています。詳しくは、『ドライマウス対策は水を飲むのが一番』をご参考にしてください。

ストレスに強くなる

不安や恐怖などストレスが重なると、自律神経の乱れを起こし健康に悪影響を及ぼします。

現在社会では、人間関係によるストレスだけではなく、空気汚染、食品添加物など、環境ストレスも増えています。ですから、ストレスをなくすことは困難。大事なのはストレスを解消することや、ストレスを抱え込まない力をつけることです。

自律神経の乱れと予防について詳しくは、『意外と知られていない「舌が白くなる」原因…自律神経の乱れ』が参考になります。

膿栓を除去する仕方

膿栓ができると、喉に痰がからむ、喉がイガイガする、咳が出るなど違和感を生じるようになります。そのため、膿栓を除去したいと思うかもしれません。

しかし、ご自分で膿栓を取ろうとするのは、やめてください。膿栓を取ろうとすると、喉に細菌が感染するため、かえって膿栓が出来ることになります。

また、膿栓が取れたとしても、膿栓が取れた後の穴を清潔に保つことができなければ、穴に汚れがたまり、膿汁ができます。膿汁ができると、今まで以上に喉に違和感を覚えることになり、口臭もひどくなるのでご注意ください。

このように、膿栓を除去できたとしても、一時的に楽になるだけで根本的な解決にはなりません。
それでも、どうしても膿栓を取りたいのでしたら、耳鼻咽喉科でご相談されることをおすすめします。

膿栓の除去と予防

におい玉(膿栓)があると、口臭が心配になりますが、それ以上に、リスクが高いものですので、予防することが大事です。

このような嫌なにおい玉(膿栓)ですが、予防は簡単にできます。

口臭予防歯磨き粉「美息美人」のアルカリイオン水でうがいを行うことで、かんたんに膿栓が取れ、その後できないように予防ができます。

におい玉(膿栓)を心配されていましたら、アルカリイオン水でうがいをすることをお勧めします。日頃からのどのガラガラうがいを行うことで、扁桃腺炎の予防にもなります。

詳しくは『膿栓、臭い玉が簡単に取れるアルカリイオン水うがいとは?』をご参考にしてください。

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