パンをやめると舌苔がなおる!?小麦粉アレルギー(グルテン過敏症)とは

舌苔が取れないよ

パンをやめると舌苔がなおる

パンを食べるのをやめたら舌苔がなおったと、お客様からご報告をいただきました。パンを食べないようにしただけで舌苔が治ったなんて、始めは信じられませんでしたが、パンの原料である小麦粉について調べれば調べるほど確信に近づいていきました。

実は、このお客様は小麦粉アレルギー(グルテン過敏症)らしいのです。だから、パンなどの小麦粉が舌苔に良くなかったようなのです。

小麦粉アレルギー(グルテン過敏症)は、まだよく分かっていないこともあるようですが、順天堂大学とヤクルトの共同研究では、50人に2人の確率であるそうです。(糖尿病の場合はその7倍)

小麦粉アレルギー(グルテン過敏症)の人がパンを食べると体調を悪くし、様々な病気になり舌苔や口臭もそのうちの一つなのです。

もし、何をしても舌苔が治らない場合には、小麦粉アレルギー(グルテン過敏症)かもしれないので、この記事を読んで確かめられてはいかがでしょう。

今回の記事は、小麦粉アレルギー(グルテン過敏症)と舌苔の関係についてです。舌苔を改善するためのご参考にしてください。

舌苔とは

舌が白くなっている部分を舌苔(ぜったい)といいます。舌苔は、舌乳頭の角化から始まり、舌乳頭の間に細胞のはがれ落ちた死がいや食べかすに細菌が繁殖してできた苔のようなものです。

舌苔には唾液が浸み込むために、口腔乾燥を起こすと唾液の水分が蒸発し口臭が発生します。そのため、舌苔がができると口臭がひどくなるため、舌苔を取りたいという人が多いです。

しかし、舌苔は舌ブラシでこすっても表面が取れるだけで、舌磨きで舌をきれいにすることができないばかりか、舌磨きが舌苔が悪化する原因にもなっています。

舌苔を取り除くことも大事ですが、大切なのは舌苔をできなくすることです。そのためには、先ず、舌苔ができる原因を知ることが重要です。

→ 舌が白い人は舌苔です。舌苔を取り除く7つの方法とは?

舌苔ができる原因

一般的に舌苔ができる原因といえば、「唾液量の減少」です。唾液には殺菌作用や洗浄作用があるため、口腔を清潔に維持する働きがあります。しかし、唾液が減ると口腔内細菌が増えるので、舌苔が出来ることになるのですね。

唾液が減る要因には、加齢、ストレス、薬の副作用、糖尿病などがありますが、これらは直接舌苔ができる原因ではなく唾液が減るから舌苔ができるのです。

唾液量の減少の他にも、免疫力の低下や抗生剤の使用で舌苔ができることがあります。

この記事を読まれている人であれば、これらが舌苔ができる原因(要因)だということはご存知だと思います。しかし、それとは全く違う「パン」に舌苔ができる原因があると知ったら驚きでしょう。

>>舌が白いのはなぜ?正しい舌苔の対処法

パンを食べると舌苔ができる

舌苔ができるのは舌に汚れがたまるからです。ですから、ごはんやパンなどの炭水化物は舌に食べかすが溜まりやすいので良くない。舌苔を予防するためには、繊維質の多い野菜をよく食べる必要があると思っていました。

しかし、パンが舌苔に良くないのは、それだけではなかったのです。

パンを止めたら舌苔がなくなった

実は、口臭予防歯磨き粉「美息美人」のお客様で、美息美人を使いながらも舌苔が中々改善しない方がいました。その方が、小麦粉が体に合わない体質(グルテン)の人があるのを知って、もしかしたら自分もと思い、パンを食べるのを止めたそうです。

すると、それまで治らなかった舌苔が一辺に取れてしまったそうなのです。お客様からいただいたメールをご紹介します。

上林さんこんにちは。
いつも美息美人を使用しています、使用して2年以上になりますが改善はしても、なかなか完全には良くならない状態が続いていましたが最近急激に舌の状態が良くなってきたので他の人の参考になればと思いメールしました。

自分が実践した方法は、精製した小麦粉を出来るだけ摂らないということです。
小麦はアレルギーの原因物質としても知られていますが、小腸の粘膜にも悪影響をあたえるらしいです。
そこから、胃腸の状態が悪化して口臭につながったり、また小麦粉を使用した油で揚げた菓子は油の摂り過ぎでアレルギーの原因になったりしているそうです。

それと、小麦粉から作られる菓子やパン類は粒子が細かく、舌の表面に残りやすく、歯と歯茎の間に残って口臭の原因にもなります。
また硬いフランスパンやクッキーなどのお菓子は、飲み込む時に舌の奥の方にキズを作ってしまい、舌磨きと同じような効果で舌の粘膜が荒れ、はがれやすくなり結果、口臭が悪化してしまいます。

最近、これに気づいて美息美人の使用も継続した結果、一気に舌の状態が改善しました。
今では寝起きでも舌が白いことは全くないです。
是非、舌が白くて困っている人に上林さんから教えてあげてほしいです。

個人差があるので、誰にでも当てはまるものではないと思いますが、、、

パンを食べるのを止めただけで舌苔が治るなんて、当初私も信じられませんでしでした。それで、色々調べたことをお伝えしますので、ご参考にしてくだされば幸いです。

小麦粉が体に合わない体質

精製した小麦粉が体に合わないアレルギー体質を「グルテン過敏症(不耐症)」といいます。グルテンという言葉は、テニスのジョコビッチによって有名になったみたいですね。

セルビア出身の男子テニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ選手。彼は世界ランク3位で伸び悩んでいたとき、ある簡単な検査でグルテンに過敏な体質を持っていることを知った。

そこで彼は14日間、グルテンを含む小麦食品を一切断った。すると体調がよくなり、パフォーマンスもアップした。2週間後、再びグルテンを含むベーグルを1個食べてみたところ、その翌朝は体のキレが悪く体力が続かなかったという。
「腸管に炎症が起きていたんですね。『リーキーガット』になっていたんです」

普通、小腸の粘膜を覆っている細胞は、1つ1つが規則正しく結びついて並んでいるのだが、グルテンアレルギーがあると、この細胞の結びつきが崩れて緩み、腸管に穴が開く。すると中から毒素が漏れ出し、それが脳へと到達して「キヌレニン」という神経毒性物質を生み出すという。これが『リーキーガット』。

「『キヌレニン』が脳のニューロン(神経細胞)に作用すると、神経伝達物質が出にくくなります。つまり、『キヌレニンがジョコビッチ選手の脳を犯していた』ということです」

ジョコビッチ選手は本格的に小麦食品を除去し、良質なタンパク質や脂質を十分に摂る食生活に変えた。そして世界ランキング3位から1位へと上り詰め、快進撃が続いている。

引用:「いつものパンがあなたを殺す」の翻訳をされている順天堂大学大学院教授・白澤卓二先生の記事より抜粋

パンを食べると舌苔ができるのは

グルテン過敏症(小麦粉アレルギー)の人がパンを食べると、舌苔ができるようです。このことについて、当サイトの監修医であるファストロ滋子医師(腸カビの専門医師)が次のように説明しています。

カビが二形性菌であることと関係しています。条件次第で酵母にも菌糸にも変身するのです。酵母はビール酵母やパン酵母のように、糖などをアルコールと炭酸ガスに分解しながら成長する菌。一方、細長い糸状の菌糸は腸管壁を突き抜け、穴を開けてしまいます。ちなみに菌糸は口腔内でも、口腔粘膜に穴を開けます。

引用:デイリー新潮

カビの菌糸は口腔内に穴を開けるので、舌粘膜を傷付け舌苔の原因になるのですね。

カンジダが舌苔を作る

口腔には、未同定の細菌を含め約700種、腸内フローラに匹敵するほど多種類の常在細菌が生息している。…その細菌密度は糞便のそれよりはるかに高い。

引用:日本大学歯学部 細菌学教室

常在菌の中には、嫌気性細菌やカンジダ(カビ)もあり、共存共栄して調和していて口内フローラとも言われています。カンジダ(カビ)が常在菌だと聞くと驚くかもしれませんが、カンジダは普段はおとなしく悪さをしないカビの一種です。

しかし、何かの理由からカンジダ(カビ)が異常繁殖すると、舌や粘膜に白苔を作ります。舌苔は、カンジダの他にも多くの種類の細菌が集まり構成されているプラークです。だから、厄介です。

カンジダ症

口の常在菌の一つにカンジダ菌という真菌(カビ)があり、この菌は口の中で異常に増えることがあり、口腔カンジダ症を発症することがあります。症状としては口の中にぬぐい取れる白斑を認め、軽度の場合は無症状で経過します。悪化すると、潰瘍や赤みがでてきて粘膜や舌の痛み、味覚異常、口角炎などを引き起こします。

引用:国立病院機構 熊本医療センター

カンジダ症の原因としては、

  1. 体の抵抗力が落ちたとき
  2. 抗菌薬、ステロイド薬などの長期投与で口内フローラのバランスが崩れたとき
  3. 義歯の汚れ

このような時に、カンジダ(カビ)が異常に増殖して起きます。

小麦粉アレルギー(グルテン過敏症)

小麦粉アレルギーの人がパンばかり食べると、腸壁に穴が開くそうです。

小麦の主成分はブドウ糖ですが、グリアジンとグルテニンという2つのたんぱく質も含みます。グリアジンとグルテニンは水を含むと、ネバネバとしたグルテンとなります。この「グルテン」が、腸の粘膜を傷つけ、リーキーガット症候群と呼ばれる症状を生みだすといわれています。
リーキーガット症候群とは、腸管壁における過度の浸透状態のことをいいます。腸壁の粘膜に細かな損傷があるため、腸内にあるべき物質が分子レベルで漏れだしてしまう状態のことです。
こうなると、腸は十分に働けず、消化と吸収の作業が妨げられてしまいます。

引用:東洋経済 一般社団法人グルテンフリーライフ協会 代表理事

グルテン過敏症が引き起こす病気

おなかのカンジダ(カビ)が増えると、体調不良を起こします。体調不良は免疫低下を起こし、舌苔の原因になるのですね。

疲れやすい体質や、嘔吐、下痢や便秘を引き起こすような有害物質が体の中で作りだされます。すると、免疫力も低下し、感染症を起こしやすい体質に。さらに、低血糖も引き起こすので、カビの原因である甘いものをよけいに求めるようになるんです

引用:女性自身 「葉子クリニック」院長の内山葉子先生

カンジダ(カビ)の増殖は、不眠や自立神経の乱れも起こすため、舌苔の原因になるのですね。

1. 腸の炎症を引き起こす
2. さまざまな有害物質を発生させる
3. 低血糖を引き起こす
4. 免疫トラブルを起こす
5. 不眠や自律神経の乱れなど、体の悪循環を引き起こす

引用:『おなかのカビが病気の原因だった』(内山葉子/マキノ出版)

腸内フローラのバランスが崩れると多くの病気を引き起こします。

リーキーガットの陰には、ディスバイオーシス(腸内毒素症)が存在します。腸内環境が悪化し、腸内フローラのバランスが崩れた状態のことです。

腹部膨満感、げっぷ/ドライアイ/身体のほてり、傷口が治らない/ぜんそく、アトピー、花粉症/口臭、虫歯、歯周病、舌苔/頭痛、脳のくもり、倦怠感/肛門や膣の刺激、発赤/短期記憶喪失、集中困難/リウマチ、関節痛、筋肉の痛み、しびれ/耳鳴り、めまい/キレやすい/不安感……。

引用:デイリー新潮 オーラル ウェルネス クリニック ファストロ滋子医師

大腸内にカンジダ(カビ)がある人の割合

大腸内にカンジダ(カビ)があるのは、健康な人で50人に2人、糖尿病患者では50人に14人。この数字は多いのか少ないと思うかはあなたの感覚次第ですね。

臨床現場では、大腸内にカンジダが存在する場合があることはわかってきましたが、ほとんど議論されていません。しかし、順天堂大学とヤクルトの共同研究で、健康な人で50人に2人、糖尿病患者は50人に14人、血液中に腸内細菌が見つかりました。原因は私が“腸もれ”と呼ぶリーキーガット症候群です。

引用:デイリー新潮 東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎氏

腸カビは、メタボリックの人に多いそうですので、太り気味の方はご注意ください。

腸カビ診断

「自分の腸内にはカンジダ(カビ)がないだろうか?」と不安ではないですか。

その場合、こちらで腸内にカンジダ(カビ)があるかどうか診断できます。クリックすると診断とタイプ別対処法も分かります。

→ 腸カビ診断

これは、あくまでも目安です。正確な診断は有料になります。お問い合わせの際は、「上林(うえばやし)の紹介」とお伝えください。

小麦粉アレルギー(グルテン過敏症)の対策

腸内のカンジダ(カビ)を減らす食事

「カビを増やさない・減らす食事6ポイント」だ。

【1】甘いものを控える!
【2】炭水化物を減らす! 特に小麦製品(雑穀、いも、そばは比較的安心)
【3】GMO(遺伝子組み換え)食品や添加物を避ける
【4】質のよいタンパク質や、新鮮な無農薬の野菜をとる
【5】毎日同じものは食べないようにする
【6】カビが発生しやすい食品を避ける

カビが発生しやすい食品は、「バナナやパイナップルなどの輸入物の果物や、甘味の強い果物」「とうもろこし」「小麦・大麦」「乳製品」「砂糖」「ナッツ類」「コーヒー」「ビール・日本酒・ワインなどアルコールや甘酒・麹類」だ。

引用:女性自身 「葉子クリニック」院長の内山葉子先生

これは、大腸にカンジダ(カビ)を増やさないための食事ですので、そのまま口腔カンジダに当てはまらないですが、私の経験上では、パン、ビール、日本酒は舌苔がよくできます。

アルコールは、種類よりも飲みすぎが一番悪いのですが。他にも、甘いケーキやアイスクリームも舌苔がよくできますね。(個人差があります。)

内山先生は他にもさまざまな原因を挙げている。まず、甘いものや炭水化物の多量摂取だ。これらはカビのエサになってしまうので、増殖の一因となる。また、パンやチーズ、麹漬けの食品、一部のアルコール類も取りすぎはNG。これらに共通しているのは「発酵食品」ということ。

本来は体に良いものだが、多量摂取は腸内のカビに悪影響を与えてしまうことがある。同様にキノコ類も取りすぎは控えよう。また、サプリメントの過剰摂取もNG。吸収しきれなかった成分がカビのエサになりかねないのだそうだ。

引用:ダ・ヴィンチニュース

腸と舌は似ているので、舌苔ができる食事と酷似しています。だからといって、口腔フローラは人によって違うため、そのまま当てはまらないと思ったほうがいいです。

それよりも、色々試して自分が食べると舌苔ができるモノを知っておくことが大事です。

舌苔を改善する方法

今回の記事は、舌苔の原因の一つとして小麦粉アレルギー(グルテン過敏症)があると言いました。小麦粉アレルギー(グルテン過敏症)の場合には、グルテンフリーの食事療法などが必要になります。

しかし、舌苔は厄介です。それだけで治ることはないでしょう。その理由は、舌苔には唾液量の減少が大きく影響するからです。舌苔を改善するためには、唾液量を増やす対策も必要です。

→ 歯磨きしても口がネバネバする原因10!唾液の粘つき対策はこうする!

そして、もう一つ大切なことがあります。それは、舌苔ができるのは口内環境が悪いからです。口内に汚れがたまり口内細菌が増えることから舌苔ができます。

だから、舌苔ケアが大事です。舌苔のケア方法は次のようにしないといけません。

1、 健康な舌の色で舌苔が薄い場合には、舌磨きはしない方がいいです。
2、 厚い舌苔が付いている場合には、軽く舌を磨くと口臭予防になります。ただし、強く磨きすぎると舌粘膜を傷つけてしまい、口腔乾燥や口臭の原因になるのでご注意ください。
3、 舌の磨き方は、舌ブラシを使って舌の奥から優しく2回程度なぜるように磨く。(歯ブラシは毛先が硬いのでよくない)
4、 舌磨きの頻度は、舌苔が付いている時だけにする。一日、朝と夜の歯磨きの時だけで十分です。
引用:舌苔のケア方法。完全に除去する必要はないってホント!? 

舌苔をできないようにするには、口内をきれいにしないといけません。その方法がこれです。

→ 口臭が治らない本当の理由!歯磨きしても、うがいをしても…


著者:上林ミヤコ(歯科衛生士)
日本歯科学院専門学校 歯科衛生士学科卒業。一般歯科医院に勤務後、株式会社アイオーン上林歯研究所で主に口臭相談業務を担当。
→ 執筆者プロフィール

サイト運営責任者:上林登
株式会社アイオーン代表取締役、上林歯研究所所長、口臭予防歯磨き粉 美息美人の開発・製造販売
日本口臭学会会員、日本歯周病学会会員、日本口腔ケア学会会員
→ サイト運営情報

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