いつ歯磨きするのが一番良いのか?
「食後30分以内に歯磨きをすると、歯が削れてしまうので良くない。」とか、歯医者さんによっては、「プラークが歯を溶かすので、食後すぐに歯磨きをするべき。」と、様々な意見があります。はたして、どちらが正しいのでしょう?
これらの考え方に一つ加えるとしたら、「自然の動物で歯磨きをするのは、人間だけ。」です。歯磨き自体、本当に必要なのでしょうか?
このように、歯磨きはしないといけないものと思っているだけで、実際、子どもの頃から歯磨きをしているにも関わらず、虫歯や歯周病になります。それどころか、毎日、歯磨きをしているのに、口臭がするのは何故?
答えはこちら『歯磨きしているのに、虫歯・歯周病・口臭になるのは何故?結果を出す歯磨きの仕方はコレ!』にあります。
何かが間違っているとしか思えません。同じ歯磨きをするのなら、良い結果を出してもらうために、今回の記事では、「歯磨きの秘密」についてお伝えします。ぜひご参考にしてください。
食事によって歯が溶ける?
虫歯に良くない食事は砂糖だけではありません。虫歯に関する良くない噂を聞きましたので、お話しします。
もし、あなたが私と同じように朝食を摂っているのなら虫歯になるリスクが高いです。ちなみに、私の朝食はといえば…野菜サンド、ヨーグルト、果物ジュース、コーヒー…ごく普通の朝食です。
ところが、このメニューが虫歯にとって良くないそうです。それは、ほとんどが酸性食品だからです。PH5.5以下の酸性食品を摂っていると、歯のエナメル質が溶けるといわれています。
エナメル質が溶けるので歯が弱くなり虫歯になりやすい。というのが良くない理由です。
これはあくまで、机上論であり、実際は、エナメル質が溶けても、カルシウムイオンとなって唾液に溶け込んでいます。そして、時間の経過とともに、また、カルシウムイオンが歯にくっつくのです。
歯が溶けることを脱灰。再度、カルシウムイオンがくっつくことを石灰化と言います。専門的になり申し訳ありません。
普通は、果物ジュースを飲んでも又元どおりになります。ところが、食生活が酸性食品に偏っていたり、だらだらとした食べ方をしていると問題です!
歯磨きのし過ぎで歯が削れる?
次の写真をご覧ください。えっ!歯の根っこがすり減っている!!「もしかしたら、歯磨きのし過ぎなのでは?」
そのように、考えるかもしれません。しかし、それほど単純なことではありません。一緒に考えてみましょう。
これは、高齢者の歯です。高齢者にしては、歯の手入れがしっかりとされている方です。歯みがきも良く出来ていて、虫歯も少ないのですが、残念なことに、歯の根っこがすり減ってしまっています。
歯が削れた原因は、歯磨きのし過ぎでしょうか?それとも、酸性食品の取り過ぎでしょうか?
じつは、歯石が着いて歯肉が下がってしまったのです。歯石を取ったから、歯根部分まで見えるように。そして、もう一つの原因は、酸性食品の取り過ぎ。そして、食後すぐの歯磨き。これらが重なったからです。
歯の上部は硬いエナメル質でできていますが、歯根部は柔らかい象牙質。ですから、口腔内が酸性になると容易に溶けます。若いうちは、唾液も多いので再石灰化ができるのですが、老化で唾液が出なくなると、歯はもろくなったまま。そのような状態で歯磨きをしたら、どんどんすり減ってしまうことでしょう。
歯に悪影響を及ぼす酸性食品
歯がすり減る理由は、色々ありますが、確実に言えることは、酸性食品をだらだらと摂っていると歯が脆くなるリスクが高くなります。
それでは、歯に悪い酸性食品にはどんなものがあるでしょう。
コーラやサイダーが歯に悪いのは予想どおりかもしれません。でも、ビールや焼酎まで歯に悪いとは意外でした。(スポーツドリンクや栄養ドリンクはビールよりも歯に悪いです。)
だからといって、大好きなビールや焼酎を飲まないようにすることは困難です。
あなたは、どうでしょうか?
酸性化したお口の中はアルカリ食品で中和できる
お口の中が酸性化した場合には、こうすれば良いです。
ビールや焼酎を飲むときには、酒のあてに魚の干物や昆布を食べるようにすればいいのです。たとえ、酸性食品を食べてもアルカリ食品を食べることで中和できるはずです。
実際、自然界では、このようになっているはずです。でないと、短期間のうちに動物の歯はぼろぼろになってしまい生きることができなくなるでしょう。原始人でも同じことが言えるはずですよね。
もちろん、唾液が口腔内を中和する役割も大きいのです。現在人の場合には、咀嚼回数が減ったことで唾液も極端に少ないことが、悪影響を及ぼしていることを理解する必要もあります。
ですから、煮干しなどの小魚や昆布を食べることは良いことです。これらには、カルシウムなどのミネラルが多く含まれているので、歯の石灰化を促すことになるからです。
これで少しご理解いただけたでしょうか?
いつ歯磨きをすれば良いのでしょう?
始めの歯磨きの話に戻ります。じつは、食後や食前に歯磨きをする以前の問題なのです。根本的な問題は、「唾液が出ないこと。」です。
しかし、現在社会で唾液が減った今、何をすればいいのでしょう?
朝起きた時に、しっかりと歯磨きをして寝ている間に増えたプラークを落とさないといけません。そして、アルカリ食品もとるようにしてバランスの良い食事を心がける必要があります。
お昼は、特に歯磨きをする必要はありません。気になるなら、うがいだけでも。それよりも、就寝前にしっかりと歯磨きをすることが大事です。寝る前にプラークを減らすことで、朝までに増えるプラークの量を抑えることができます。
でも、私の場合には、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」を使用しているので虫歯になるリスクはないと安心しています。
それは、口臭予防歯磨き粉「美息美人(びいきびじん)」がホタテ貝の貝殻から作られているからです。
ご存じのように、美息美人(びいきびじん)の成分であるホタテ貝殻はカルシウムやリンから出来ています。貝殻は、歯のエナメル質と同じアパタイト成分なのです。ですから、美息美人(びいきびじん)の成分も99%がアパタイト成分。
いつも、ブログでは「口臭予防」についてばかり書かせていただいておりましたが、実は、美息美人は「虫歯予防」としても群の抜く歯磨き粉だったのです。
もし、あなたに口臭の心配がなくても、老後に歯がすり減らないようにしたいとお望みでしたら、「美息美人(びいきびじん)」が良いかもしれません。
市販の歯磨き粉はたくさんあります。どんな歯磨き粉が良いのか詳しく知りたい場合は、こちらの記事『歯医者さんがすすめる歯磨き粉ランキング』が参考になります。
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